ファッション哲学

ラグジュアリーストリート界隈は水ものだって話


 

この2ヶ月、よく同僚と、「ラグジュアリーストリートのブランドを着たいねぇ〜」なんて話しをしていました。

普段はバッチバチのドレスマンである同僚と、ドレスとカジュアルの50:50の服装が好きな僕。

 

密かに憧れを持っていたラグジュアリーストリート界隈のブランドでしたが、欲しい欲しい言いながら一向に購買に至らないのがずっと続いてました。

そして、同僚と二人で夕飯を食べに行って何故、購買に至らないのかを二人で討論しました。

 

その後、結論に至ったのが『ラグジュアリーストリートは変化が早すぎてついていけないね』っていうことでした。

 

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そもそも2年経ったら古いってなんだよ!


 

ラグジュアリーストリートが水ものだって言われるのが、その平均寿命の短さにあると思います。

2014年くらいに台頭してきたラグジュアリーストリートなんですが、その当時はオフホワイトが衝撃のデビューを飾ったり、マルセロブロンも全盛期でした。

 

しかし、やっと勢いも落ちてきてオフホワイトもやっと普通にゲット出来るようになりましたし、マルセロブロンももはや『過去のブランド』扱いです。

 

この最近オフホワイトが打ち出しているこのデザインも「2年後には着れないね〜」なんて言われてます。

found image c/o @2a_ron_

Off-White™さん(@off____white)がシェアした投稿 –

全然、安くないですよ、これ(笑)

もはや、オフホワイトの場合だと、『ブチ上がるとこまでブチ上がってやっと均整の取れた価値まで落ち着いた』という表現が正しいのでしょうが…

一部の熱狂的なファンがみたら「古い」と一刀両断されるし、「ミーハー」なんてことも言われちゃうわけです。

 

この平均寿命の短さは他のジャンルではなかなかありえないことなんです。

 

ドレスやカジュアルは最低でも4〜5年は大枠の流行が継続します。

洋服なんて所詮は消耗品なので、固定した好きなジャンルがある方以外は、大体3年位でクローゼットの中身が入れ替わるでしょう。

 

個人的なサジ加減はありますが、そのくらいならまだ全然許せるのです。

 

ただ、ラグジュアリーストリートはシンプルに価格の高さもあるし、流行の移り変わりも激しすぎます。

純粋に『3年以上クローゼットにあるか』という判断基準で物を選ぶ自分にとって、向いてないジャンルであることは察しましたね。

 

 

 

インフルエンサーに踊らされてないか?


 

そもそもインフルエンサーの定義は以下になります。少々長めですが引用します。

影響、感化、効果を意味する「Influence」を語源とし、世間に大きな影響力をもつ人や事物を表す。 特に、インターネットの消費者発信型メディア(CGM)において、他の消費者の購買意思決定に影響を与えるキーパーソンを指す。具体的には、好感度の高いタレントやファッションモデル、スポーツ選手や、特定分野に詳しい専門家や知識人、インターネット上で強い影響力を持つ個人ブロガーなどが挙げられるが、 マーケティング会社のブルーカレント・ジャパンでは、「コミュニケーション力」「信頼獲得力」「情報伝播力」をすべて備えた消費者と定義している。

引用

 

僕が言いたいことをめっちゃザックリ言うと

「著名人が先取りして着てたらカッコイイんかい」

ってことです。

 

結局、ラグジュアリーストリート系のブランドにありがちなのは、ここなんです。

著名人が新しいものを着るたびに「あのブランドがヤベェ!」なんてことになる。

 

そして、それが海外アーティストなら尚更。日本に本格上陸する際には、一部のファンは「おせーよ!」みたいなことになっちゃうんです。

「ジャスティンビーバーが着ていたから〜」とか「三代目がめっちゃ着てるから〜」とか本質的に見れば、影響力の武器に踊らされているだけであって、ファッション自体には目がいっていないのです。

 

そこには自分のアイデンティティなんてものは皆無。以前から言ってるように、好きなジャンルの服があるなら、自分なりのこだわりであったり、何故これを着るのか?という自分なりの屁理屈がもっとも重要なのです。

影響を受ける第三者に目が行き、そこに喜びがあるならあれなんですが、一向に著名人に踊らされていてはいつまで経っても自分のスタイルは確立できません。

 

インフルエンサーマーケティングってのは、ファッション業界においてもっとも効果的なマーケティング手法だと思いますが、本質を見抜けなければ自己のアイデンティティを確立できないまま『踊らされて終わり』になってしまいます。

 

そして、ファッションを楽しむ上で大切なのは「自分のスタイルはこれだ!」と胸を張って言えることです。

純粋にクローゼットに統一感が出るのが楽なのもありますが、『中途半端に一つのアイテムだけ達者で他のアイテムは全くもって統一感がない』なんてことになりかねません。

 

これはギャル男がイージーブーストをドヤ顔で履いてるのをみて思ったことです。イージーブーストは『流行ってるから取り入れただけ』であって、イージーブーストのルーツやアイデンティティなんてガン無視です。

新しいスタイルを確立するぜ!なんてレベルではなく、単純に踊らされてるな〜って思って悲しくなりましたね。超一流ブランドが避けては通れないところではあると思いますが、許せなかったのがギャル男がショップ店員であったこと。

 

プロがこんなんでどうするんだ…って話なんですよね。

 

 

 

アイテム単体で中途半端に取り入れるのではなく、吹っ切れて全身コーディネートで体現しよう


 

そこで大事なのは吹っ切れることなんです。

ラグジュアリーストリートで大事なのはブランド自体の鮮度でしかないので、誰よりも情報を先に掴みにいってアイテムを先取りする。そして、鮮度が無くなって飽きてきた頃に手放す。

今はメルカリやラクマのようなインフラもしっかり整っているので、出品さえすればその界隈のブランドはすぐに売れますよ。

 

また、取り入れるならアイテム単位ではなく全身コーディネートで体現してみてください。

どのジャンルにも共通して言えるのが、せっかく良いブランドを着ていても統一感がなければ逆にダサいのです。

 

シュプリームが好きなら全身ストリートで決めましょう。中途半端にカジュアルスタイルに有名ストリートブランドを取り入れたところで『アイテム単体に目がいって本質が理解できていない人』になってしまうのです。

そういった意味でも一つのジャンルにハマる能力であったり、没頭してコミット出来る能力が絶対に必要です。

というより、それしかないと思います。

 

そういった人のファッションは見ていて本当に気持ちが良いですしね。

Natural Born⚡️

AWGE⚡️さん(@ianconnorsrevenge)がシェアした投稿 –


本気で楽しみたいなら、先取りして飽きるまで着倒す『ノリの良さ』『優越感』を大事にすることです。また、この手のブランドは承認欲求をしっかり肯定してあげましょう。そうしてあげることで自己のアイデンティティを確立出来るはずです。

 

 

 

まとめ:ラグジュアリーストリートは水ものだからこそ本気で没頭すべし


 

今回いろいろと書きましたが、言いたかったのは『ラグジュアリーストリートは僕の求めているものとは違うね』ってことであって、純粋にジャンルとしてみればめちゃくちゃカッコイイのです。

僕なんかは特にDjもガッツリやるし、ヒップホップを聞いて育ってきた人間でもあるので、育ってきたジャンルと一番近いのは割とストリートだったりもします。

 

けど、ファッションとして見たら長い目で見ることが重要だと思っていたので、ストリートに没頭出来る自信が全くなかった…ということだけ。

プライベートでやるってなったらこのレベルまでしか出来ません(笑)

 

繰り返しますが、大事なのはアイテム単体で見るな!全身コーディネートでしっかり先取りしろ!ってことですね。

特に水ものであるラグジュアリーストリートはプライスもプライスなんで、純粋に鮮度を求めましょう。世間一般の流れは個々の力では変えることが出来ません。圧倒的にノリこなすこと。そこだけなんです。

 

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kokishibata

1993年熊本県生まれ。18歳まで熊本県で育ち、福岡の大学に進学。卒業後に上京し、現在は都内の某セレクトショップに勤務。趣味はファッション、Dj、ブログ運営。

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