ブランドトピックス

「ヴェトモン」ブーム終焉報道に関する記事をみて思ったこと


 

先ほど、WWDをみているとこのような記事が。

「ヴェトモン」ブーム終焉報道を受けデムナが反論 「ファッションとは“ヴェトモン”だ」

 

ざっくり言うと、「ハイスノバイエティー」というストリートウェブマガジンが「もうヴェトモンの服なんて買ってねーよ!」なんてことを記事にして、それにデザイナーのデムナヴァザリアと、CEOで弟のグラムヴァザリアが大反論しているということ。また、各国の主要百貨店やセレクトショップのバイヤーは全面的にヴァザリア兄弟をバックアップしているとのこと。

 

この記事を見た時、僕も各国のバイヤーと同じようにヴェトモンを全面的に支持すると同時に、ハイスノバイエティーの見解を完全に疑ってしまった(完全に多数派の意見に賛同する形)

 

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まずは引用した下の文を見て欲しい

 「ハイスノバイエティー」は、複数の匿名バイヤーやショップマネジャーから「ヴェトモン」は人気が低迷し、売り上げも伸び悩んでいるため本社移転などに追われたなどの情報を得て報道。新しさに欠け、必要以上の価格で販売しているとの意見も掲載した。

引用元

 

売れない→何故?→必要以上の価格ではないから

というのがハイスノバイエティーの見解らしい。

 

ただ、普段から現場でヴェトモンの動向を間近で見ている僕から言わせてもらえば完全にフェイクだ。

ヴェトモンは売れている。普通に売れている。

他のブランドに比べると入荷して即売するスピードの速さが全然違う。

 

グラムCEOはさらに米「WWD」にコメントを寄せ、「『ヴェトモン』は売上が前年に対して50%増のペースで成長し続けている」とし、「今のジャーナリズムは悲惨だ。クリックを誘うウェブページ、リンク、動画、広告などが溢れているからこそ、より多くのアクセスを得るため、われわれの会社の名前をネガティブな見出しと本文に使った“釣り記事”が生まれたのだろう。

引用元

 

このコメントの前年比50%増というのは結構驚異的だと思うのだけど、結局”売れてるからクリエイティブ”な訳です。

故にハイスノバイエティーの指摘する『必要以上の価格ではない』というのは全くもってナンセンスなんです。

 

 

こういうこと。以前は全世界で圧倒的に供給不足だったのが、最近になってやっと通常供給され始めたってだけ。ブランドの格は全く違うけどオフホワイトもそうだったし、イージーブーストもそうだったわけでラグジュアリーストリートにはよくあることですよね。希少価値が高くなると求められるハードルもやはり高くなるんですよね。

前年比50%増ってのは以前に比べると取り扱い店舗も増やしているからこそ達成された数字なわけで。ただ単に、影響力が落ちたってことではなく、過剰から普通よりちょっと高い位置に戻って錯覚から目が覚めてきたって見方が正しいのです。

 

 

記事中にもあるように顧客は既にバレンシアガにシフトしているのは紛れもない事実。ま、そういう人はヴェトモンも継続して買ってますが。実際、現場でも飛び抜けてますね。その点、記事中にあるアジアの有力店の見解が一番的を得ているかも。

ただアジアの有力店は、「バレンシアガ」が一番人気のブランドとした上で、「『ヴェトモン』のピークは過ぎた。2年前から昨年が頂点だった。皆、『バレンシアガ』シフトした。新しいスタイルが生まれないのは、問題だと思う」としている。

ヴェトモンは凄いと認めるも、ピークは過ぎたとの意見。ごもっともですね。ただ、以前として高い位置はキープしていて、終焉では無いということでしょう。

 

新陳代謝が早いこの界隈では、”いち早く顧客が求めているものをサプライズの要素を持って提供する”ことがもっとも求められますからね。

その点、最近のバレンシアガは凄い。『ファッションはときめき産業』ってのを一番理解して、ありそうでなかったものを一番早くリリースする。しかも、なかなか実用的だったりのが凄い。

例を挙げると、三つ折りミニウォレットとか。リリースして早3年ですけど(笑)

引用元

ロゴ→インスタグラムなど写真を通してでも確認しやすい

コンパクトさ→キャッシュレス社会に順応。必要最低限

斬新性→当時のセンセーショナルなデビューでミニウォレットブームの火付け役に

 

ウケる要素はこの三つです。世間の流れをマクロ的に見れる強さがあるからバレンシアガは強いんでしょうね。

 

でも結論から言うと、デムナヴァザリアが一番凄い(笑)

バレンシアガは伝統を崩さず革新を表現し

ヴェトモンは全く新しい感性でシーンに風穴を開けた

当たり前っちゃ当たり前ですけど、やはり二軸で考えながらもどこかデムナらしい感性が双方に感じ取れるってのは本当に天才だと思いますよ。

 

その点、ルイヴィトンのメンズアーティスティックディレクターに就任したヴァージルアブローも今後、どのようなインパクトを与えてくれるか非常に楽しみですね。ルイヴィトンの伝統にヴァージルアブローのエッセンスが加わるってだけでワクワクします(笑)

「ルイ・ヴィトン」キム・ジョーンズの後任に「オフ-ホワイト」のヴァージル就任

 

話は脱線しましたが、、、今回の僕の意見を総括すると

ヴェトモンは全然売れている。ハイスノバイエティーが言っているのはやはりフェイクだ。ただ、何か新しいトピックスは欲しい。消費者が圧倒的に期待しているブランドだからこそ、求めるハードルは非常に高い。

ということです。それでは。

 

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kokishibata

1993年熊本県生まれ。18歳まで熊本県で育ち、福岡の大学に進学。卒業後に上京し、現在は都内の某セレクトショップに勤務。趣味はファッション、Dj、ブログ運営。

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